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【特別座談会】経営のそばに専門家の知識を(6)~外部ブレーンを置く重要性(後)
2011年4月21日

 ―依頼者に向いた仕事をするための事務所なのですね。最後に、田中先生におうかがいします。今後の方向性はどのようにしていきたいとお考えでしょうか。

弁護士・弁理士 田中 雅敏 氏 田中 これからの弁護士に何が求められるのか考えたとき、法律の専門家として専門性を高める必要があると感じました。専門性といっても、法律だけを知っていても役に立たないと思います。法知識をベースにして、たとえば建築分野ならば建築訴訟に勝てるだけではなく、建築基準法、政令、省令、条例、指導は当然把握していて、さらに建物の構造、耐久性、素材の違いなど技術の基本的なことをきちんと理解し、業界の動向、業界を取り巻く経済環境、今後の見通しなどに対する深い理解があって、建築の専門家と思います。私の場合、知的財産権や企業経営支援の分野がそれに当たります。
 そういう専門を深めていきながら、一方で一般的な問題も幅広く解決できなくてはいけません。そのために、異なる分野の専門家を複数確保し、事務所全体として幅広い分野で専門性を高めた業務を行なうことを目的として、この事務所をつくりました。このような視点から、当事務所では、知識の承継、若手の育成、教育プログラムの充実、所内の知識の共有、専門化することによる分業体制、チーム性での事案処理という制度を採用しています。

 ―それが望まれていることへの解答なのですね。それによって考えられる最終的な目標は何なのでしょうか。

 田中 リーガルサービスは産業インフラです。そのインフラであるリーガルサービスについて、質の高いものをリーズナブルな価格で提供し、これを利用できる九州の中小企業がほかの地域の企業に比べて産業競争力を獲得できるようにしたいと思います。当事務所があることが、九州の企業や経済の発展につながるような仕事をしたいと思います。せっかく弁護士になった以上は、何か世の中の役に立つことを残したいですから。

 ―外部にブレーンを置くことで、リスクを顕在化することができるのですね。経営はリスクをとるか避けるかが大きな問題です。その折々、皆さんのような専門家がいかに重要な存在かを改めて認識いたしました。本日はご多忙のなか、ありがとうございました。

(了)

【司会進行:I・B事業部リーダー 緒方 克美】
【文・構成:柳 茂嘉】

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<参加者プロフィール>

阿比留 一裕阿比留 一裕(あびる・かずひろ)
公認会計士・税理士
1980年9月生まれ、長崎県出身。大阪大学在学中に公認会計士試験に合格。日本最大手の監査法人に勤務後、ヘッドハンティングにより地方銀行へ。現在は独立し、主に事業再生業務やM&A業務を行なっている。

税理士法人阿比留会計事務所
福岡市博多区中洲5-3-8アクア博多5F
TEL 092-287-9568


松田 法子松田 法子(まつだ・みちこ)
社会保険労務士
福岡県出身。九州大学卒業。2003年に社会保険労務士資格登録。社労士事務所勤務を経て04年に事務所開設。ファイナンシャルプランナーでもある。趣味は読書、ゴルフ、美酒美食。

松田社労士事務所
福岡市中央区大手門3-1-1 大手門高木ビル4F
TEL 092-725-6130


田中 雅敏田中 雅敏(たなか・まさとし)
弁護士・弁理士
1971年12月生まれ、山口県出身。慶應義塾大学卒業。99年に弁護士登録。現在、明倫法律事務所代表弁護士。趣味はマラソンと旅行。

明倫法律事務所
福岡市中央区天神1-6-8天神ツインビル7F
TEL 092-736-1550


山本 研太郎山本 研太郎(やまもと・けんたろう)
税理士
1971年12月生まれ、東京都出身。立教大学卒業後、大手生命保険会社を経て2007年に税理士登録。趣味は、お酒とゴルフ。

税理士法人エム・エイ・シー
福岡市博多区博多駅東1-16-23
TEL 092-431-3310

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