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「七燈の理念」で人権擁護と社会正義の実現へ(1)~七燈法律事務所
2011年4月28日

 福岡都心部に事務所を構え、数々の社会活動にも携わりながら弁護士としての仕事をまっとうしている知名健太郎定信氏、尾崎大氏、冨晃之介氏の3人に、弁護活動における心構えなどについて話を聞いた。

(聞き手:田口 芳州)

七燈法律事務所

<ほかの士業との連携>

 ―まず、「七燈法律事務所」という名前に込められた想いからお聞かせください。

七燈法律事務所 地名 健太郎定信 氏 知名 「七燈」とは、誠実・勇気・勤勉・機知・雄弁・判断・友情という、弁護士が道しるべとすべき7つの燈(みあかし)を指します。19世紀終わりから20世紀初頭にかけて、イギリスで法廷弁護士・判事として活躍したエドワード・アボット・パーリーという人の著書「the seven lamps of advocacy」(邦題:「弁護の技術と倫理~弁護の道の七燈」)に記されたものです。
 昔から弁護士をされている方には、「これは良い名前だ」とおっしゃっていただきますが、若い弁護士はこの本の存在すら知りません。そんな時代だからこそ、むしろ諸先輩方が積み上げてきた7つの燈の理念を大切にしていきたいと考え、「七燈法律事務所」と命名させていただきました。

 ―事務所は3人の共同経営ということですが、その理由は。

 尾崎 それぞれが人権活動をしながら、きちんと収入を得て事務所を経営していくためです。たとえば、知名は「子どもの権利委員会」の副委員長を務め、「非行少年就労支援ネットワーク」を立ち上げるなど人権救済活動をしていますが、弁護士にとって人権擁護と社会正義の実現というのは絶対命題です。まずこれがありきで、そのために経営基盤を確立するのであって、余力をこうした活動にまわすというのは弁護士としてあるまじき発想だと思います。

 知名 たしかに若い人は、余力があれば人権救済活動などをしようと思っている一方で、経営基盤ができていないからしないという悪循環があるのが現状です。単なる利益を出すための仕事としての弁護ではなく、使命感を持って何ができるか考えれば、モチベーションも高まりますし、好循環になっていくと思います。

 ―きちんとした理念が事務所の名前に反映されており、またこれからの弁護士のひとつのあり方を示そうとされていますね。

  制度や社会が大きく変わる激動の時代だからこそ、これまで多くの弁護士が積み上げてきた理想や理念をもう一度、意識しなければならないと思います。他方で、これまでの弁護士像を守るだけでなく、七燈法律事務所 冨	晃之介 氏積極的に変えていかなければならない部分があることも確かです。ほかの士業の方たちと連携し、問題解決に向けて意見を聞いていく必要は強く感じますし、そのようななかで、自身の専門分野を確立していきたいと思っています。従来の弁護士というと、一段上で構えていたという印象があったかもしれませんが、これから必要とされるのは、他の士業とも対等なパートナーシップを結べる弁護士だと思うので、常に謙虚さを忘れずに業務を行なっていきたいと思います。

(つづく)

【文・構成:大根田 康介】

※尾崎弁護士の「崎」は(山へんに立・可)

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