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【弁護士対談】企業活動のリスク管理者としての弁護士(1)
2011年9月15日
明倫法律事務所 弁護士 田中 雅敏 氏
弁護士法人アクティブイノベーションウエスト 弁護士 清田 知孝 氏

 企業の命が尽きるか否かの瀬戸際、頼りになるのが弁護士の存在だ。今回、福岡の気鋭の弁護士2人に、弁護士から見た企業再生についてうかがった。普段はなかなか相談する機会がない方も多いと思うが、実際にどのようなことをやってくれるのか、企業再生の現場はどのようなものなのか、実体験を交えて語っていただいた。

<チームの要としての弁護士>

 田中 金融円滑化法が施行されましたが、これはただ支払いが先送りされているだけで、経営環境がよくなったわけではありません。実際に厳しさが増している企業は増えてきているという気がします。

 清田 今は返済が猶予されているけれども、いずれは返済が始まります。そういう前提で「返済が始まれば破綻は間違いないのだが、どうすれば良いだろうか」という相談は増えてきていますね。弁護士法人アクティブイノベーションウエスト 弁護士 清田 知孝 氏ただ私たち弁護士も、だからといって、すぐに会社をたたみましょうということではなく、まずは他の選択肢がないかを模索します。
 こういう場合、顧問先であれば日頃から常に会社を見ていますので、破綻回避のためのリスク管理のお手伝いもできますし、再生の道筋についてもよりその会社に則したものをご提案できますが、突然いらっしゃって帳簿を見せられても難しいことは事実ですね。少しでもいい提案をするために、事業再生の能力が高いコンサルの方や税理士さんたちと一緒に二人三脚のかたちで当たることも多いですよ。

 田中 そうですね、私たち弁護士は法的な部分の対応や、これまでの再生経験に基づく全体のスキームづくりは得意分野ですが、スポンサーを見つけるといった局面では、コンサルの方たちに助けていただくことがあります。こういった方々や、税理士や公認会計士なども含めたチームで当たる方が良い結果や幅広い選択肢を得ることができますから。そして、そのチームのその扇の要であり、全体の司令塔というのが、弁護士の役割になると言ってもよいでしょうね。

(つづく)

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田中 雅敏田中 雅敏(たなか まさとし)
 弁護士・弁理士。1971年12月生まれ。山口県出身。慶應義塾大学卒業。平成11年に弁護士登録。現在、明倫法律事務所代表弁護士。趣味はマラソンと旅行。知的財産についてはトップクラスの実績を誇る。

明倫法律事務所
TEL:092-736-1550
http://www.meilin-law.jp/


清田 知孝清田 知孝(きよた ともたか)
 弁護士。1980年6月生まれ。東京都出身。明治大学卒業後、平成20年に弁護士登録。幅広い司法サービスを展開している。趣味は読書。資格士やコンサルタントなど幅広い人脈を持ち、チームでの企業活動サポートには定評がある。

弁護士法人アクティブイノベーションウエスト
TEL:092-716-4704
http://www.ai-west.com/

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