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予防法務こそ企業活動に必要、話しやすく今が分かる弁護士になりたい(前)~本江法律事務所
2012年3月 9日

 倒産やM&A、訴訟など、企業活動の最後の駆け込み寺となっている弁護士事務所。多くの企業経営者は、そういったイメージを持っているのではなかろうか。しかし、本江嘉将弁護士は、それに異議を唱える。何かが起こる前に、予防しておくことこそが重要だと言うのである。そのためには数字が読める弁護士が必要だと語る。

(聞き手 IB事業部リーダー 緒方克美)

<法的手段の前に予防法務あり>
 ――最初に本江先生が今後、精力的に取り組んでいきたい分野をお聞かせください。

 本江 私は広い意味で企業再生に尽力したいと考えております。企業再生というと、民事再生法や債権カット、場合によっては倒産などを思い浮かべるかと思いますが、私は、その前の段階で手を打つ予防法務の分野がこれからより重要性を増すと考えています。

 ――予防法務とは聞きなれない言葉です。

0309_motoesi.jpg 本江 未来の法的リスクを背負わないようにするための法実務のことを言います。契約書1つをとっても、書き方で将来のリスクは大きく異なり、場合によっては企業の存続を左右することにもなりかねません。私は、そういったことを未然に防ぐために法律の知識や実務能力を駆使して企業の発展に寄与したいと考えています。中小企業経営者の大多数は悩みが深刻になった後に法律事務所の扉を叩くことがほとんどです。そういった企業様を助けるために依頼を受けることも当然ありますが、悪化した後では打てる手が限られてくるので、少しでも早く対策を練っておくことが何より重要だと感じています。とくに労働事件などは、事前に相談を受けていればと感じることが非常に多い分野で、予防法務の必要を強く感じます。また、法律の知識だけではなく、たとえば帳簿のつけ方や見方、利益の計算方法などの面でも企業様の力になりたいと思っています。中小企業の経営者様たちのなかには、数字にうとい方も多くいらっしゃいます。弁護士だから数字はわからないというのではなく、そういった企業活動の根幹の部分でも頼られる弁護士になりたいと思います。

 ――問題がこじれますとエネルギーも時間も多分に割かれてしまいます。予防のために健全なうちから対策するに越したことはないということですね。

 本江 常に訴訟や倒産のリスクを正確に把握しておくことで、安心して経営に専念できる環境ができると思います。従来、この分野は経営コンサルタントや税理士が得意としてきたものだと思いますが、正確に法的リスクをはかることができる弁護士にこそ、企業活動を健全化するための相談に応じていくことが求められていると考えています。

 ―そのために税理士登録もなされているのですね。

 本江 そうです。ただ、登録したことで経営者の方に相談していだたくきっかけになるだけでもよいと考えています。膨大な記帳業務や税法の細かい知識まで必要な業務には簡単には手が出せませんが、ある程度は実務を体得して、法務のみに限らず数字も読める弁護士でありたいと思います。

(つづく)
【柳 茂嘉】

| (後) ≫

<プロフィール>
本江 嘉将(もとえ・よしまさ)
弁護士、税理士。2004年に司法試験合格、06年に弁護士登録。数字に強い弁護士として、企業のリスク回避のための予防法務に力を入れる。

<OFFICE INFORMATION>
本江法律事務所
所在地:福岡市中央区天神2-7-21
    天神プライムビル9F
TEL:092-713-0307

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