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「国営暴力団」とたたかう仲盛昭二氏(1)~「国家権力による人権侵害」
2012年5月16日

 「耐震偽装問題」によって注目された構造設計事務所サムシング(株)。同社が構造計算を担当した建築物は行政などによって「構造安全確認」が出されたにもかかわらず、国交省は、サムシング代表だった仲盛昭二・1級建築士(協同組合建築構造調査機構代表理事)に対し、「ヘビの生殺し」のごとく3年以上も執拗に聴聞手続きを繰り返している。「国交省こそ違法・不当、人権侵害だ」と立ち向かっている仲盛氏に話を聞いた。

<「聴聞終結」と再「照会」が同日>
 ――国交省は聴聞終結と同時に再び照会を通知したとお聞きしましたが...。

buil_1.jpg 仲盛 今回送付されてきた「聴聞の終結について」および「聴聞再開通知書の取り消しについて」の日付は2012年4月23日です。この文書の発行により、国交省が処分対象としていた20物件に関する聴聞が終結したことになります。しかし、同日(同年4月23日)付で、「懲戒処分に関する照会について」という文書で、14物件に関して以前の照会とまったく同じような質問が送られてきました。「終結」、「取り消し」、「照会」が同時という異常さは、一般的な常識に照らしても、意味不明としか言いようがありません。

<聴聞再開と言いながら日時も設定されず>
 ――前回の聴聞通知が昨年(2011年)7月20日。そして昨年10月に聴聞を再開すると連絡があり、その後、どうなっていたのでしょうか。

 仲盛 前回の「聴聞再開通知」に関しては、聴聞の日時の設定を国交省側にお願いしていましたが、10カ月間も何の連絡もなく、今回の「聴聞通知書の取り消し」と、新たな「懲戒処分に関する照会について」という文書に至りました。なぜ聴聞再開を通知しておきながら、聴聞を行なわなかったの、その理由を示さないまま、仕切り直しをする目的は何なのか、私の方が聞きたいくらいです。そもそも、「終結」の意味する意図は何なのか。「終結」と新たな「照会」を同時に行なうことに、いかなる法的必然性と現実的必然性があるのか、国交省には明確に示していただきたい。

<繰り返される執拗な個人攻撃>
 ――不利益処分を行なうのが妥当なら、聴聞をやり直す必要はないはずですね。

 仲盛 国が不利になったら「終結」を通知し、すぐさま「照会→聴聞→処分」を行なうということは、国家権力による重大な人権侵害・人権蹂躙以外の何物でもありません。法的根拠もなく、国から私個人に対して繰り返される執拗な個人攻撃です。こんな個人攻撃を行なう法治国家が存在することが信じられません。この執拗な個人攻撃のために、私は数年にわたり、周囲から誹謗中傷を受け続け、仕事においても生活においても、社会的に苦しい立場に立たされ続けています。

<何度も何度も、手を変え品を変え>
 ――国交省のやり方をどう受け止めていますか。

 仲盛 法治国家そのものである国交省が、何度も何度も、手を変え品を変え、脱法的な処分を科そうとしていることは異常であり、重大な人権問題です。
 自分の面子を守るためなら何でもするという構図は、反社会的集団の行動のようで、まるで国交省は「国営暴力団」だと、私は理解します。このような、個人に対して行なわれる理不尽な脱法行為とは、徹底的に争いたいと思っています。一人の人間として、国家権力による弾圧に屈することは、絶対にありません。また、断じてひるむこともありません。

(つづく)
【山本 弘之】

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