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「国営暴力団」とたたかう仲盛昭二氏(2)~アリは象に踏まれても死なない
2012年5月17日

<国は司法を愚弄する態度>
 ――免許取り消し処分は取り消されたはずではありませんでしたか。

sora_14.jpg 仲盛 以前受けた免許取消処分については、処分取消を求めた裁判中に、国が一方的に処分を取り消しました。このため、裁判を争う理由がなくなり、訴えを却下するという判決になりました。

 処分を取り消すには、処分を取り消すに相当する合理的かつ客観的な理由が存在したはずです。国交省がまた仕切り直しして、処分を前提に再び「照会」、「聴聞」を行うことは、私への人権侵害であるとともに、司法を愚弄するものです。国民が司法の判断に従わなければ、社会秩序は保たれません。国(国交省)が率先して、社会の秩序を破ろうとしていることは、国民に対する重大な裏切り行為です。このような国民や司法を愚弄する行為は許されるものではありません。

 この問題について、私は、重大な不退転の「覚悟」で取り組んでいきます。 

<人権侵害に対し法的手続きをとる>
 ――懲戒処分の絶大な権限を持つ国交省との争いは、経済的にも精神的にも負担は大きいのに、なぜそこまでたたかうのですか。

 仲盛 国家権力を象に例えた場合、私はアリみたいな存在に過ぎません。しかし、アリは象に踏みつけられても、絶対に死ぬことはありません。

 私は、私に対する国の人権侵害に関して、法的手続きをとって世に問いたいし、司法の判断を仰ぎたいと思っています。エンドユーザーである住民のため、一般市民の方々のためにも、これらを解決してスッキリしたいと思っています。

 一人の人間を社会的に窮地に陥れる行為を、再三再四に渡り国が軽々しく行うべきではないと、強く感じております。

<対象物件から10件自然消滅>
 ――処分の原因とされた建築物はこれまで20件でしたが、今回の14件と、どこが違うのでしょうか。

 仲盛 今回の照会は14物件を対象としています。当初、私は、これまでの20物件のうち6件を何らかの理由で対象から外し、残り14物件を対象として再度照会をしているものと単純に理解していました。しかし、実際の内容は14物件のうち10物件は前回の20物件に含まれていた物件の再登場で、4物件に関しては、新たに付け加えられたものです。10物件が自然消滅し、4物件が新たに追加された理由を法的根拠に基く明解な説明を国交省から聞きたいものです。

 サムシングが構造設計を行った物件は1万件以上あり、行政の調査対象物件だけでも588件(2011年12月28日現在)と発表されています。今後、国は、次々と対象物件を追加していく方針なのでしょうか。そういう方針でなければ、今回4物件を対象に追加した理由が説明できないと思います。

<「構造耐力不足ではない」と訂正発表求める>
 ――前回処分の対象とされた20物件のうち、10物件が今回除外されたのは、なぜだと思いますか。

 仲盛 まったくわかりません。私こそ、国交省から合理的かつ客観的理由を聞きたいものです。ただ言えるのは、前回の20物件を処分の対象として選択した国の担当者は、10物件については選択を誤っていたことを、国が認めたことになります。

 今回対象から外されている物件の中に、行政の調査で「一部構造耐力不足」と報告された物件があります。「補強を行うことにより構造耐力を満足すること」を福岡市が確認して、国交省へ報告を行ったにもかかわらず、福岡市が確認したはずの「補強を行った際の検討書」の存在が、国の力でも確認できなかったのです。

 補強を行わなくても構造耐力を満足することを、私は一貫して主張しています。この物件を対象から外すなら、最低限、国交省が「構造耐力不足ではない」と訂正発表することが、大前提ではないでしょうか。

(つづく)
【山本 弘之】

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