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医者と被害者の関係を壊さない正しい後遺障害認定の意義~(社)交通事故後遺障害アセスメントセンター理事長 上野 正成 氏(中)
2012年8月14日

 交通事故の損害賠償額を算定する場合、後遺障害の認定等級が基準となる。しかし、医者、保険会社、弁護士そして被害者それぞれで立場が異なることもあり、被害者に適切な賠償額が支払われていないのが現状だ。この問題に10年以上にわたって取り組み、今年3月に発足した交通事故後遺障害アセスメントセンターの理事長を務める行政書士の上野正成氏に、正しい後遺障害認定の必要性について話を聞いた。

<「感謝」が活動の支えに>
 医者が患者さんを治療するときに一番困るのが「症状固定」で、患者さんと保険会社との板挟みになることです。基本的には、主治医が症状固定と診断するのを尊重する傾向にあります。ただ、保険会社からすれば、治療費もさることながら慰謝料や休業損害なども安く収めたいため、症状固定と保険会社が判断し、早めに治療を打ち切る方向にもっていくのです。

(社) 交通事故後遺障害アセスメントセンター 上野 正成 理事長 交通事故の治療は、ムチウチなど目に見えない自覚症状を本人が医者に申告し、医者はそれに基づいて診療するのが通常です。しかし、被害者自身が、最終的に自分がどうなるかわからないから不安になり、途中から医者と険悪なムードになるケースも多いようです。

 多くの被害者が、自分の傷病の着地点がわからない、自覚症状が続くことでの仕事への影響に対する不安などを抱えています。そこで、私が着地点をかみくだいて被害者に教えれば、医者との関係もこじれません。後遺障害認定の問題を、シンプルかつスピーディに解決するというのが私の仕事です。

 なぜ私が、誰もやりたがらない交通事故の案件を続けてこられたかというと、お客さまに「感謝される」からです。ほかの仕事では価格競争になり、ここまで内容で感謝されることはありません。交通事故だけは、すべての案件がお礼を確実に言われます。

 10年ほど実績を積み、ほかの勉強会に参加していくなかで、これまで点だけだったものがようやく線で結ばれていきました。要は、自分の思うようなかたちで後遺障害認定がとれるようになってきたため、それに特化するようにしました。

 やればやるほど仕事も増え、今では口コミ半分、インターネット半分の割合で相談が来ています。私はもともと建築士を目指し、一級建築士免許を持つ理系の人間なので、技術的・科学的なことを研究するのは性に合っているようです。後遺障害というのは緻密に医学的なデータを積み重ねる必要がありますから。

(つづく)
【大根田 康介】

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<プロフィール>
上野 正成(うえの まさなり)
上野 正成 氏 福岡県行政書士会1992年1月登録。武蔵工業大学(現東京都市大学)卒。行政書士資格他多数国家資格を持つ。2005~09年、福岡県行政書士会理事を務める。09~11年、福岡県行政書士会北久留米支部支部長を務める。現在は、法務会計研究会の交通事故部会部長および交通事故後遺障害アセスメントセンター理事長を務める。

<OFFICE INFORMATION>
(社)交通事故後遺障害アセスメントセンター
所在地:福岡県久留米市中央町25-6
TEL:0942-33-1356
URL:http://www.jiko-kurume.jp/

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