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金融機関のテコ入れも黒字回帰ならず~秀巧社印刷(株)
2013年9月27日

 金融機関によるテコ入れで、再生を遂げた企業が存在するなか、役員への介入やリストラ策を展開しても、未だ数字として表れない企業もある。
 創業まで遡ると、大正時代から続く老舗印刷会社の秀巧社印刷(株)(福岡市南区、間直樹代表)。子会社の(株)プランニング秀巧社(2007年6月に特別清算手続終結)によるタウン誌「シティ情報ふくおか」発行などで高い知名度を有していたが、競合他誌との競争激化にともなう部数・広告収入の減少などにより、同誌は休刊。PC販売などを手がけるアプライド(株)が事業承継した新会社(株)シティ情報ふくおかを買収し、発行が再開されている。秀巧社印刷の業績も落ち込みを見せたことから、メイン行の西日本シティ銀行から芦刈則洋氏が招聘。同氏を社長とする人事により財務リストラに取り組み、無借金経営となった。

 一方で、採算面に回復の兆しが見られない状態が続いている。09年7月期は、リストラ策による利益があり黒字を計上したものの、以降は連続して赤字を計上。金融機関によるテコ入れがありながら、健全化された財務体質は再び毀損し始めている。12年9月には、創業一族の間氏が社長に復帰。新体制のもと「アナログ」から「デジタル」産業への移管を進めているが、13年7月期についても赤字の見通し。100周年を迎えるにあたり、地場老舗企業の復活は果たされるのだろうか。

【杉元 敦】
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