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テレ東巻込む契約書の怪しい噂(4)
2014年4月25日

高光産業、契約書偽造問題が発覚(4)

OEM貸与契約書のコピーとされるもの これらはA氏がつかんだ情報の範囲においてはまだ疑惑の域を出ないものだった。ただ、事実としてはA氏と妹尾社長の間で連絡がとれなくなってしまったことくらいしかない。
 A氏はその後、約1年間、妹尾氏に連絡をとる努力を重ねた。と言うのも、A氏が妹尾氏に紹介した人たちへの説明がつかないからだ。「だます片棒を担がされたのではないか」。うやむやなうちに妹尾氏と連絡がとれなくなり、昨年12月には弁護士を通じて内容証明郵便を用いて妹尾氏に連絡がとりたい旨を伝えることにまでなった。それにも妹尾氏は返事しなかったというのだ。

 真実の所在を明らかにすべく、契約書の「甲」として名が挙がっているテレビ東京に事実確認を行なった。契約が本当に存在するならばA氏の言っていることは、すべて誤認ということになる。そうでないならば、ビジネスモラル上、重大な問題になる可能性がある。我々はテレビ東京に事情を説明し、入手した契約書のコピーをファックスした。その結果、A氏の主張が裏付けられることとなった。
 テレビ東京(その親会社であるテレビ東京ホールディングスの法務部より回答)の回答によると、このような契約書は存在せず、印影も明らかに異なると言うのである。つまり、「契約書は偽造文書だ」と言っているのだ。また、テレビ東京は妹尾氏に事情を聴いたが、妹尾氏はこのような文書をつくってはいないと言っていた、とも回答されていた。テレビ東京としては極めて重大な事態と受け止めており、刑事告発を含めた法的対応を検討するとしている。

 返答を受け取ったのが3月末である。現段階ではテレビ東京は事実調査中である、とのことだ。

 偽造文書が何らかの理由で存在していることは確認できた。それに、それを用いて少なくともA氏はリース契約に向けて動くよう依頼され実行した。考えられる可能性はいくつかある。A氏が高光産業を陥れるために文書偽造した、あるいはA氏がリース契約を成立させるために妹尾氏に内緒で契約書をでっち上げた。その後、A氏と妹尾氏の間でいさかいが起こり、罪をなすりつけているのかも知れない。もしくは、A氏が言っていることが事実で、妹尾氏がリース契約のために契約書をでっち上げたのかも知れない。可能性を絞るべく、当事者である妹尾氏に直接、取材を申し入れたのだが、取材の了解は得られなかった。

 そこで本件についてA氏側にも妹尾氏側にも利害関係にない、事情に詳しい第三者への取材を行なうことにした。

(つづく)
【特別取材班】

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