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末期がん克服者と緩和ケア医師、講演(前)
2014年6月12日

 がん患者とその家族が体験を共有し学び合う、がん体験共有会(福岡市中央区、山口勝己代表)が主催する講演会、「自分でつくったがんは自分で治す、真の医療に目覚めた医師と末期がん患者のがん医療講演会」が8日、福岡市内で行なわれた。会場には約300人が訪れ、末期肝臓がんを克服したムラキテルミさんと、現役医師の畑地美妃医師の講演に耳を傾けた。

<自分でつくったがんは自分でしか治せない>
会場は満員御礼状態.JPG ムラキテルミさんは、2009年、6つの大学病院から末期肝臓がんであると宣告された。正常値15以下といわれる血液中の腫瘍マーカーが、一時は3,000まで上がった。長くて半年と言われた余命をどう過ごすか悩み、精神的にも追い詰められたなかで、石原結實医師の断食療法に関する本に出会った。即刻、石原医師の指導のもと、リンゴ&ニンジンジュースや黒糖入り生姜紅茶を用いた断食療法「Dr石原メソッド」に取り組み始めた。今まで飲んでいた薬もサプリメントもすべて止め、現代医療も、他の代替療法も行なわず、断食療法に専念し、10年10月に完治したという。

 壇上に立つムラキさんは、末期の肝臓がん患者だったとは思えないほど元気で、声も大きく、きびきびと動く。以前はマクロビオテックの先駆的な指導者であり、TV通販で370億円を売り上げるカリスマバイヤーだった。講演でも1時間半、ユーモアたっぷりに体験を語った。
 ときには会場の爆笑を誘うほど明るく話してはいるものの、高熱と激痛、異様な排泄をともなう闘病生活は、決して楽ではなかったはずだ。しかもムラキさんは、肝臓以外に腎臓にも疾病があった。肝臓がんが完治した後、他の疾病が次々に表に出て、これらも克服していく必要に迫られた。
 だが苦しみと自己否定の淵に立たされるたびに石原医師に相談し、症状の悪化に思えるものは、血液を浄化するために体内から毒素を排斥し、新しい組織を作っている結果であり、回復に向かっている証だと信じることができた。そして排泄ができれば体内で健康で新しい細胞が生まれるのだと。健康を取り戻したムラキさんは、現在、出版やブログを通じて体験の公開などを行ない、がん患者のサポートを行なっている。

ムラキテルミさん.JPG畑地美妃医師.JPG

 だが「Dr石原メソッド」に取り組んだからと言って、だれもがムラキさんのように劇的に完治するわけではない。石原医師は治療の当初、ムラキさんに「あなたが作ったがんを、私は治せませんよ。治せるのは、体内にがん細胞を持つあなただけです」とはっきりと告げたという。そしてその言葉通り、ムラキさんは完治した。病んだ体自体を回復させるのは本人自身であって、医師や療法はあくまでもサポート役であり手段である。たとえ末期がんであっても例外ではなく、治すためには本人自身の力が必須であることを、ムラキさんの姿が物語っていた。

(つづく)
【黒岩 理恵子】

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