ネットアイビーニュース

スペシャリスト(専門家)企業経営ネット

サポート事例
市民の安全より自己保身を貫く久留米市役所と鹿島建設の欠陥隠しを暴く(7)
2015年6月 4日

鹿島欠陥マンション裁判

一級建築士 仲盛昭二、一級建築士 星野信治

(ウ)鉄骨鉄筋コンクリート造の柱脚についての構造計算書の偽装
(別紙2-1,2参照)

2z1_s.jpg

 本件マンションの全ての本柱において、1階の鉄骨柱脚はピン柱脚となっています。1階柱脚部分は、内部の鉄骨が無いため、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)ではなく、RC造(鉄筋コンクリート造)として扱われるべき構造となっています。
 そのため、保有水平耐力計算における係数「Ds」を、厳しい方の数値であるRC造(鉄筋コンクリート造)の値を採用しなければならないという事です。
 
 一般階においても、↕方向は、鉄筋コンクリート造として(Dsを割増して)保有水平耐力の検討を行うべきである事は常識です。

2z2.jpg

 「Ds」とは、保有水平耐力計算において、その建物に必要とされる「必要保有水平耐力(Qun)」を求める際の係数であり、Dsの値が大きいほど脆性破壊(脆く崩れ易い)を起こす恐れが大きい為、その建物にはより大きな耐力が要求されます。

2z3.jpg

 Ds値が大きくなれば必要保有水平耐力の値も大きくなります。逆にDs値を小さく偽装した場合には、必要保有水平耐力が過少になり、本来の数値ではなく危険側となります。

(つづく)

≪ (6) | (8) ≫

新着情報
セミナー開催予定